【世界ウィスキー時評】フェイクウィスキー狂想曲

Pot Still Loverです。

今、ウィスキー界で一番熱いスキャンダルなネタについての紹介です。

記事は、こちら。

7月末、中国人実業家がスイスの名門ホテルのバーにおいて、1878年ビンテージのマッカランを注文したそうです。

この一杯のお値段が約10,000ドル(1百万円オーバー…)ということでニュースにもなっていましたが、それはあくまで騒動の序曲…

狂想曲が始まったのは8月。このマッカランに偽物疑惑が発生したのです。どうやら、ボトルについていたコルクから疑わしいということになり、調査を行なっているそうです。
(調査は数ヶ月ほどかかる可能性があるとのこと。偽物だった場合、ホテルはかの実業家に返金するそうです)

1990年代後半から2000年代前半にかけて、マッカランやタリスカー、そしてキャンベルタウンの閉鎖蒸留所のウィスキーがオークションに出回っているそうです。
(昔、スコッチ文化研究所も、フェイクウィスキーの特集を行なっていましたね)

また、マッカランのビジターセンターに飾られているボトルについても、一部ショーケースから外されているそうです。

当分、この調査動向は、ウイスキー業界を賑わすことになるでしょう。

対岸の火事じゃないのが、日本のウィスキーですね。

オークション市場では、閉鎖蒸留所である軽井沢や羽生(イチローズモルト)、サントリー山崎の限定ボトルなどが、高額取引されています。

それに目をつけ、国内のネットオークションサイトでは普通に高額ウィスキーの空瓶が出回っており、もはや、不正を助長するような仕組みになっています。海外のウィスキーオークションでは、少なくとも私は見たことのない現象です。

(写真は数多くの空ボトルがオークションに出品される、イチローズモルトのカードシリーズ。TWD所有。ハート3が空ボトルなのは捨てられないだけ・・・)

ネットオークションサイトは基本的に手数料ビジネスなので、こうした出品を取り締まるメリットがないため、放置されているのが現状です。そのため、フェイクボトルが出回る仕組みができてしまう、というわけです。従って、消費者側が怪しいボトルには手を出さないように、気をつける必要があります。少なくとも、空瓶が出回っているウィスキーについては、オークションで手を出さない方がいいでしょう…

ということで、今回も対岸の火事として笑い話にする前に、我が身を振り返る方が賢明ですね。

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