クロスレビュー:ブラックニッカ クロスオーバー

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こんにちは、TWDです。

先日、レビュー仲間と『ブラックニッカ クロスオーバー』のサンプルボトルを、発売前にテイスティングする機会がありました。ようやく発売日を迎えましたので、情報解禁ということで、その時の模様を公開します。

photo by K67

その前に、まずボトルに関する情報を。

今回の『クロスオーバー』は、昨年の『ブレンダーズスピリット』に続く、ブラックニッカの限定品。『マッサン』以降、ニッカさんの勢いはすばらしいですね。

今回の『クロスオーバー』は、アサヒさんのサイトによれば、

キーモルトに余市蒸溜所の“ヘビーピートモルト”と、宮城峡蒸溜所の“シェリー樽モルト”を使用し、ハードでありながら、芳醇で豊かなコクが楽しめる味わいに仕上げました。2つのキーモルトを採用することで、“シェリー樽モルト”由来のバニラを思わせる甘い香りと、熟した果実のような華やかで芳醇な味わいの後に、“ヘビーピートモルト”ならではのドライでスモーキーな香味が感じられる味わいを実現しました。

とのこと。要は、ヘビーピートなモルトとシェリー樽モルトが交差するから『クロスオーバー』なんですね。

では、ここからがクロスレビューの模様です。仲間内のテイスティング結果は取りまとめ済みですので、ここでは、テイスティングの際の議論から、参考になりそうな部分をピックアップしておきます。香りよりも味に意見が集中したのが興味深かったです。

【香りについて】

  • ちょっと苦味のある酸味が来ますね。八朔とか、グレープフルーツのわたとか。
  • ピート感はあるんだけれど、くぐもり気味。アイラなどピーティなスコッチを期待すると、それとはちょっと違います。
  • 動物系の油が焼ける感じ(焼き魚とかBBQソースとか)がするのは、シェリー由来なのかもしれません。

【味について】

  • やはり香り同様、スキッとしたピート感ではない。ピートをきかせるなら、もうちょっとガッツリしたピートがほしかった。全体的に骨格が細い。
  • 逆に、それによって、バランスのとれたブレンデッドウイスキーになっている、という印象。
  • シェリーのニュアンスを感じます。特に後半。若干火薬っぽいかも。これが宮城峡蒸留所の特徴なのかも。
  • 後半から金属っぽい、または乳酸菌っぽいニュアンスを取りました。これはグレーン由来なのかな。
  • どこかが突出しているわけでなく、なにか印象を決定づける香味があるわけではないが、ストレートでもゆるゆると安心して飲めます。定価も2,000円程度だし、バーで、初めてウイスキーを飲む人にもお勧めしやすいです。

【ストレート以外での印象】

  • ロックにすると、粘性の強い甘みが前に出る。砂糖のたくさん入ったコーヒー牛乳が乾燥しかけたような感じ。
  • ロックにすると、後味がちょっと特徴的。焼き芋をほおばった時のように、水分を持っていかれる感じというか。カラメル由来なのではないか、と思います。
  • ハイボールで、ピートよりシェリー感が強く出ます。海苔のようなニュアンスも。食中酒として、和食に合わせたいですね。

 

いかがでしたでしょうか。皆さんがグラスを傾ける際の参考になれば幸いです。

今年の秋には、また限定商品が出るらしい、という情報もあり、ますますニッカから目が離せませんね。

 

One Response

  1. […] ょうど発売となるニッカの「ブラックニッカ クロスオーバー」について、メンバでテイスティングをしています。皆さんの評価や香味表現とも比べてみていただけると面白いのではない […]

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